世界のコロナ感染2000万人超、死者73万人以上　【今日のニュース】

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ジョンズ・ホプキンス大学のコロナ特設サイト

　世界の新型コロナ感染者数がついに2000万人を超えた。米国のジョンズ・ホプキンス大学の統計によると、8月12日午前10時現在（日本時間）で、世界の感染者数の総計は、2019万6850人。死者数は73万8910人にものぼっている。

　感染が広がっている世界ワースト３は、１位が米国で、累計で513万9920人。米国の64人に一人が感染したということになる。死者数も、16万4502人と圧倒的に多い。米国の場合、特に保守層がマスク着用を拒否するなど、政治信条が感染拡大に影響したという傾向がある。保守層はコロナ対策による経済へのダメージや、権力や権威にマスクを強要されることへの反発、「マスクは女々しく見える」といった"タフな男らしさ"へのこだわり等から、マスク着用に反発してきた。だが、最近は保守層の間でも、コロナ対策で失態ぶりにトランプ離れが顕著だという。

　2位はブラジル。ボルソナロ大統領がコロナ対策に後ろ向きであったため、感染が爆発。累計305万7470人が感染した。これは68人に一人の割合で感染したということになる。憲法で守られているはずの先住民の保護区で、開発をすすめ、先住民に感染を広げるなど、ボルソナロ政権の責任は極めて重い。

　3位は、インドで感染者数は累計226万8675人、死者数4万5257人。感染者が7月からわずか1ヶ月で約３倍に膨れ上がるなど、感染拡大のスピードは米国やブラジルよりも深刻だ。

　コロナ禍当初、状況が深刻だった欧州では、経済活動の再開で感染者数が再び微増傾向にあるものの、死者数は当初に比べると激減している。なお、日本も感染者の総数は５万人を越え、累計の死者数は 1,058人となっている。

（了）　

　以下、本論と外れるが志葉の雑感。新型コロナ感染症が世界にとって深刻な脅威であることは確かであるし、対策は行わなければいけないのだが。その一方で特に途上国において、医療にアクセスできないこと、不衛生な環境のために、肺炎、下痢、はしかなど予防も治療も簡単な病気のために年間で540万人もの子ども達が命を落としていること、そして、それがニュースにもならず対策も十分に行われていないことには、複雑な思いだ。