こんな酷い記事を「サンデー毎日」が掲載するとは驚く。差別感情丸出しだし、「前科者」なら殺してもいいと言わんばかりだ。死因は心疾患や薬物のせいと言いたいようだが、NY検死局長は「窒息による殺人」と結論づけている。その上、民主党の陰謀を匂わせている。https://t.co/zs5SsSKeQX
— Holmes#世論の理性 (@Holms6) 2020年6月28日
また、温暖化懐疑論に至っては、石油メジャーなどの化石燃料業界が、自らの既得利権のために大金をバラまいて陰謀論を広めている、という面もあります。陰謀論をもてはやす人々は「世界を牛耳る裏の組織に真実を暴露することで対抗する」的な主張が大好きですが、結果として、世界を危うくしている巨大企業の既得利権を守ることに一役買ってしまっているのは何とも皮肉ですね。
地球温暖化懐疑論ってそもそもは石油産業が自分たちの利権死守のために言い出したことって知ってた?
— 志葉玲 『13歳からの環境問題』好評発売中 (@reishiva) 2015年12月20日
RT「地球温暖化のウソ」に日本人はいつまで騙され続けるのか?(志葉玲) - Y!ニュースhttps://t.co/HUAGkzJgIc#温暖化
一方、近年ますますこの手の陰謀論がもてはやされる背景には、既存の大手メディアへの信頼が低下していることもあるのでしょう。陰謀論をもてはやす層には、どちらかと言うと、政治的志向ではリベラルである側の人々もいるのですが、こういう層も陰謀論にはまりがちなのは、マスコミ幹部が政権側と会食するなど権力に媚びへつらったり、電通やトヨタなど業界を牛耳る大企業、原発事故以前は東電などの大手電力会社などの問題を追及しない姿勢が露骨だったりしたからでしょう。
だからこそ、ジャーナリストは、タブーを恐れず大胆に、かつしっかりとした取材による確かな事実の裏付けをもって、情報を発信しないといけないのだろうな、と思います。また、受け手にも、報道というものはサスペンス映画やミステリー小説のような娯楽ではなく、よりよい世界、社会正義のためにあるということをわかってもらいたいな、とも思います。
(了)